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口頭

水銀ターゲット容器の損傷計測と新型ターゲットへの交換

羽賀 勝洋; 涌井 隆; 直江 崇; 粉川 広行; 木下 秀孝; 勅使河原 誠; 春日井 好己; 関 正和; 花野 耕平; 鈴木 徹; et al.

no journal, , 

ターゲット容器は表面線量が10Sv/h以上に放射化しており、取扱はすべて遠隔操作で行う必要があるため、円形のノコギリ歯であるホールソーを用いた試験片切出し装置を新たに開発し、これを用いて圧力波による影響を最も受けると考えられるビーム窓部中心の壁面から外径50mmの試験片を切出すことに成功した。目視観察で、試験片中心にはキャビテーション壊食が生じていると考えられる箇所が見られた。また、これに続く新型ターゲット容器への交換作業も、コミッショニング時に確認したシナリオに従い完了することができた。これらの作業で水銀系統から大気放出された放射性ガスは、事前の予測値を上回る結果となり、今後のビーム出力上昇に備えて放射性ガスの処理方法を再検討する必要性が認識された。本講演では、試験片切出し作業とターゲット容器交換作業の概要を説明するとともに、試験片表面の粗さ測定と、新型ターゲット容器の水銀流動特性試験結果の速報を報告する。

口頭

Nd-Fe-B焼結磁石の保磁力と内部平均界面構造

武田 全康; 鈴木 淳市*

no journal, , 

中性子小角散乱法を使って、Nd-Fe-B焼結磁石の保磁力の起源となるナノ磁気構造と保磁力の相関を明確にすることで、Dyを削減しつつ高温で高保磁力を維持できるNd-Fe-B焼結磁石の開発指針を与えることを目的とした研究を進めている。このポスターでは、小角から背面(180$$^{circ}$$)に及ぶ検出器バンクを使って、小角散乱から結晶構造までの、広い空間スケールに渡る構造解析を行うことができる、茨城県材料構造解析装置(iMATERIA)を使って、平成21年度と22年度に行ったNd-Fe-B焼結磁石の測定の概要とそこで得られた結果について発表する。

口頭

Si結晶アナライザー背面反射型分光器DNAの開発

柴田 薫*; 高橋 伸明; 川北 至信; 蒲沢 和也*; 山田 武*; 上野 広樹; 島倉 宏典; 中島 健次; 神原 理; 稲村 泰弘; et al.

no journal, , 

J-PARCセンター、物質・生命科学実験施設に建設・設置中の1ueVの高エネルギー分解能を目指すSi結晶アナライザー背面反射型高エネルギー分解能分光器DNAの建設状況及びビームコミッショニング計画を発表する。平成24年1月、ビーム受け入れを目指して建設中でオンビームコミッショニング計画を策定中である。本形式の分光器は、現在まで本邦では研究用原子炉、パルス中性子源いずれにも設置されたことがない。一方、海外の原子炉に設置されている本形式分光器を利用した邦人研究者の仕事は確実に増加している。DNA分光器の供用実験開始により国内でも背面反射型分光器を用いた研究が盛んになることが期待される。

口頭

高温その場観察による燃料電池用水素伝導材料中の水素分布の特定

井川 直樹; 長崎 正雅*; 田口 富嗣; 星川 晃範*; 石垣 徹*; 森井 幸生*; 林 眞琴*

no journal, , 

燃料電池は、高効率・分散型の発電装置として実用化が進められているが、耐久性の向上や作動温度の低温化など、普及のための課題も多い。特に、心臓部を担うイオン伝導体の性能向上が重要であり、そのために材料中の「水素の挙動を把握・理解する」ことがひとつの鍵となる。本研究では、燃料電池用水素伝導材料中の水素分布を中性子回折により求める目的の第一歩として、ベースとなる材料の結晶構造の温度変化を高温電気炉中その場観察により調べた。測定温度範囲で空間群${it Pm}$-3${it m}$の立方晶ペロブスカイト構造を保っていた。各原子の原子変位パラメータは10Kにおいて既にかなり大きいが、温度の上昇に伴ってさらに大きくなっている。この挙動は、局所構造の静的・動的な乱れ「水素の拡散に大きな影響を与える」を反映していると考えられる。

口頭

籠状物質$$RTr_2$$Al$$_{20}$$ ($$R$$: Pr, Sm, $$Tr$$: Ti, V, Cr)の$$mu$$SRによる研究

伊藤 孝; 髭本 亘; 二宮 和彦; 酒井 明人*; 中辻 知*

no journal, , 

f電子系化合物$$RTr_2$$Al$$_{20}$$($$R$$: Pr, Sm $$Tr$$: Ti, V, Cr)は特異な籠状構造に起因する興味深い物性を示す。$$R$$イオンは16個ものAl原子から成る「籠」に内包されており、$$R$$サイトには対称性の高い結晶場が生じる。これにより多極子自由度が活性な結晶場基底が形成され、低温において多極子秩序が生じる。一方、多数のAl原子が$$R$$イオンに配位することにより、顕著なcf混成が生じる。cf混成の度合いは$$Tr$$元素の置換によってチューン可能であることから、多極子秩序に関する量子臨界性の系統的研究が可能な系として注目を集めている。本研究では、上述の議論の前提となっている多極子秩序を微視的な観点から検証するために、PrTi$$_2$$Al$$_{20}$$及びSm$$Tr_2$$Al$$_{20}$$($$Tr$$: Ti, V, Cr)に対して$$mu$$SR測定を行った。その結果、PrTi$$_2$$Al$$_{20}$$及びSm$$Tr_2$$Al$$_{20}$$($$Tr$$: Ti, V, Cr)の秩序変数が、それぞれ電気四極子と磁気多極子であることが明らかになった。

口頭

中性子回折を用いたひずみ測定の岩石材料への展開

阿部 淳; 関根 孝太郎*; Harjo, S.; 伊藤 崇芳*; 有馬 寛*; 相澤 一也

no journal, , 

地震発生メカニズムの解明や地下構造物建設時における岩盤の応力変化を把握するためには、室内実験における岩石中の応力ひずみ状態の解析が極めて重要な役割を持つ。中性子回折を用いたひずみ測定は、金属材料を対照にしたものが主であったが、これを岩石試料へ展開することを目指し、J-PARC/MLFの工学材料回折装置「匠」で岩石中の残留ひずみ測定及び一軸圧縮下にある岩石のその場ひずみ測定を行った。これらの実験結果から、「匠」を用いて、中性子回折法による岩石中のひずみ測定が可能になった。岩石中の残留ひずみからは、地下の応力状態を見積もるのに有益な情報が得られると期待され、岩石の圧縮試験からは、岩石の力学挙動・破壊挙動及び地震発生メカニズムの解明に繋がる情報が得られると期待される。

口頭

鉛ハロゲン系有機-無機複合化合物C$$_{4}$$H$$_{8}$$ONH$$_{2}$$-PbBr$$_{3}$$の結晶構造と電子状態

川崎 卓郎; 高橋 美和子*; 大嶋 建一*; 大原 高志*; 田中 伊知朗*; 日下 勝弘*; 細谷 孝明*; 栗原 和男; 新村 信雄*; 山田 太郎*

no journal, , 

鉛ハロゲン系有機-無機複合ペロフスカイト化合物は、低次元的な結晶構造を反映した光学的特性を示し、これまでおもに光物性の立場から研究されてきた。C$$_{4}$$H$$_{8}$$ONH$$_{2}$$-PbBr$$_{3}$$は一次元的に伸びるPb-Br無機鎖の間に、C$$_{4}$$H$$_{8}$$NH$$_{2}$$$$^{+}$$有機イオンが配置した構造を持つが、紫外-可視光吸収測定の結果、有機イオンが異なる物質C$$_{5}$$H$$_{10}$$NH$$_{2}$$-PbBr$$_{3}$$に比べて高い吸収端エネルギーを示した。この詳細を調べるために結晶構造解析と第一原理計算を行った。単結晶中性子回折装置iBIXを用いて中性子回折測定と結晶構造解析を行った結果、H原子の非等方性温度因子も含めて詳細な結晶構造パラメータを得ることに成功した。この物質は結晶構造中にPbやBrを含むため、X線回折では有機部分の詳細な構造を得ることは難しい。得られた構造をもとに行った第一原理計算によって、有機イオン中のO原子との間に働く静電的相互作用によって無機鎖を構成するPbBr$$_{6}$$八面体が大きく歪み、光吸収端のエネルギーを増加させていることが明らかとなった。

口頭

BL11建設すご録

服部 高典; 佐野 亜沙美; 有馬 寛*; 内海 渉; 永井 隆哉*; 飯高 敏晃*; 鍵 裕之*; 片山 芳則; 井上 徹*; 八木 健彦*

no journal, , 

超高圧中性子回折装置PLANETは、東海村のJ-PARC物質生命科学実験施設(MLF)に建設されている高圧専用の分光器である。「水素をよく見ることができる」という中性子の特徴を生かし、地球ダイナミクスに及ぼす水の影響を調べること目的としている。その最大の特徴は一軸あたり500トン重の最大荷重を持つ6油圧6軸型の大型高圧プレス(通称:圧姫)を分光器室内に導入し、高圧高温(30万気圧,2000K以上)における物質(結晶・液体)の状態を、中性子回折,中性子イメージング技術を使って調べることができる点である。2008年11月より設計、建設が始められ、2011年12月時点で約8割の建設が終わった。この発表がなされる2012年1月中旬までには、メインの装置となる大型プレス機もインストールされ、建設の最終段階を迎える。これまで、BL11の建設は数々の不幸(?)に見舞われたが雑草のごとく生き延び、いよいよ完成する。これまでの建設における履歴を双六形式にまとめ紹介する予定である。

口頭

LaD$$_{2}$$の圧力誘起相分離に伴う新規水素化物の形成

町田 晃彦; 本田 充紀*; 服部 高典; 佐野 亜沙美; 綿貫 徹; 片山 芳則; 青木 勝敏; 小松 一生*; 有馬 寛*; 大下 英敏*; et al.

no journal, , 

希土類金属水素化物ではH/M=2, 3の化学量論比組成が存在する。2水素化物は金属格子がfcc構造でその四面体(T)サイトを水素が占有している。八面体(O)サイトも水素が占有すると3水素化物となる。これまでにLaH$$_{2}$$が高圧下、約11GPaで水素の高濃度相と低濃度相へ相分離することを放射光X線回折によって示した。低濃度相はfcc金属格子を持つことがわかったが水素占有サイトや占有率は未決定であった。そこでParis-Edinburgh高圧プレスをJ-PARC物質・生命科学実験施設のBL21に設置された大強度全散乱装置NOVAへ導入し、LaD$$_{2}$$の高圧下中性子回折実験を実施した。11GPa以上で低濃度相に由来する回折線を観測したが、X線回折パターンと比較すると幾つかの回折線が観測されないことが明らかになった。これはLaとDの中性子散乱長が近い値を持つため、NaCl型、すなわちfcc金属格子のOサイトをDが占有している1重水素化物が形成されたことを示している。希土類金属では1水素化物は通常形成されないため、圧力誘起相分離の生成物として新規水素化物が形成されたことになる。

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